日経225オプション、2019年1限月のSQ値は20,290円67銭でした。2018年12月限のSQから1,500円ほど下がりました。下がり続けてますね。
2018年は日経がマイナスで終了。2019年に向けて好材料のないまま年初を迎えています。
オプションの主戦場は2限月に移っています。IVは高めですが、リスクも高くなってますよね~
さて、以下に2019年2月限の各権利行使価額における現在のプレミアムと、SBI証券の先物・オプション口座で売りポジションを1枚建てたときの証拠金を示します。
コール | 権利行使 価額 | プット | ||
---|---|---|---|---|
証拠金 | プレミアム | プレミアム | 証拠金 | |
305,400 | 7 | 22375 | ||
337,600 | 11 | 22250 | ||
372,300 | 14 | 22125 | ||
403,900 | 20 | 22000 | ||
446,600 | 24 | 21875 | ||
490,300 | 34 | 21750 | ||
527,300 | 44 | 21625 | ||
570,100 | 58 | 21500 | ||
612,600 | 75 | 21375 | ||
655,300 | 96 | 21250 | ||
692,000 | 125 | 21125 | ||
735,100 | 155 | 21000 | ||
761,200 | 190 | 20875 | ||
800,900 | 230 | 20750 | ||
833,800 | 280 | 20625 | 625 | 797,000 |
860,700 | 335 | 20500 | 605 | 768,900 |
876,800 | 390 | 20375(ATM) | 540 | 736,000 |
907,700 | 460 | 20250 | 475 | 703,700 |
914,200 | 550 | 20125 | 430 | 664,600 |
20000 | 375 | 636,400 | ||
19875 | 330 | 602,500 | ||
19750 | 325 | 562,400 | ||
19625 | 265 | 528,500 | ||
19500 | 240 | 498,200 | ||
19375 | 205 | 464,300 | ||
19250 | 205 | 440,400 | ||
19125 | 165 | 411,500 | ||
19000 | 155 | 380,700 | ||
18875 | 135 | 358,400 | ||
18750 | 120 | 335,600 | ||
18625 | 120 | 311,900 | ||
18500 | 98 | 286,900 | ||
18375 | 87 | 264,800 | ||
18250 | 79 | 246,500 | ||
18125 | 80 | 230,100 | ||
18000 | 65 | 211,000 | ||
17750 | 56 | 179,800 | ||
17500 | 45 | 153,200 | ||
17250 | 38 | 128,800 | ||
17000 | 32 | 110,200 | ||
16000 | 17 | 47,000 | ||
15000 | 10 | 39,200 | ||
14000 | 6 | 39,200 |
SQ日は2019年2月8日(金)です。残存日数は27日。1ヶ月切ってます。
2018年12月の急落でSPAN証拠金がエライことになってます。ATMでロングストラドルを組んだらなんと証拠金150万越え!
IVはATMで21%程度と比較的高止まりしてますね。プット16000以下に妙味アリですかね。
さて、この状況で以下のショートストラングルポジションを建てたとしましょう。
- コール22250:11円1枚売り(証拠金337,600円)
- プット15000:10円1枚売り(証拠金39,200円)
満期日にどちらもイン・ザ・マネーになっていなければ(11 + 10)×1000 = 21,000円の利益となります。必要証拠金は376,800円です。100万円の入金で月利2.1%となります。
各権利行使価額のATM(現在20375)との差は、コールが1,875円、プットが5,325円です。
これも通常であればまず勝ちますね。後一か月で日経が5,000円以上下がったら日本がヤバい。世界もアウトな感じですよね。ないとはいえんけど・・・。
それにしても証拠金が高いですな~。ロングを絡めるとなると入金額を多めにするしかありません。200万円でもポジションが限られてしまいます。
証拠金が上がっているということは、相場のボラティリティが上がっていてリスクが上昇してますよ~というメッセージなので、いつも以上にシートベルトを締めなければなりません。
そう、舐めてると即死するのがオプション。ヘッジは必ず行いましょう。
225オプション売買については以下にまとめています。テクニカル用語から知りたい方は第1回からどうぞ。
- 初心者でもわかる日経225オプション解説・第1回:用語説明とオプションの性質
- 初心者でもわかる日経225オプション解説・第2回:第1回のまとめと例
- 初心者でもわかる日経225オプション解説・第3回:スプレッドとショートストラングル
- 初心者でもわかる日経225オプション解説・第4回:証拠金
- 初心者でもわかる日経225オプション解説・第5回:カバードコール
- 初心者でもわかる日経225オプション解説・第6回:スプレッドとショートストラングルの位置関係の例
- 初心者でもわかる日経225オプション解説・第7回:カレンダースプレッド
- 初心者でもわかる日経225オプション解説・第8回:ロングストラドルとショートストラドル
- 初心者でもわかる日経225オプション解説・第9回:必ずヘッジして損失を限定しよう