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サラリーマンにレバレッジ取引をお勧めしない理由

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こんにちは。日々迷いながら資産運用に取り組んでいるGORIMです。

投資を始めた10年以上前は、「とにかく短期で資産を増やしたい」と考えていて、株式デイトレード(信用取引)、FX、CFD、日経225先物・オプションなどのハイリスク運用をレバレッジをかけて行っていました。

結果、5年あまりで高級車1台分の損失を出し、ようやく覚醒(反省)しました・・・。

こういうハイリスク運用は一部の天才投資家のみに適応できるのだと自分で実感し、5年前からレバレッジなしの積み立て運用に切り替えています。

今回は、本業のあるサラリーマンに「レバレッジ投資をお勧めしない理由」について紹介したいと思います。

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そもそもレバレッジとは何か

「レバレッジをかけた運用」とは、入金額の数倍から数十倍の資金を使って(持っているかのように)トレードすることです。

例えば「レバレッジ3倍」をより具体的に表現すると以下のようになります。

  • 入金額100万円に対して、300万円の商品を買うことができる

「レバレッジ3倍」は、一例として株式の信用取引の倍率ですが、本当の資産の3倍持っているかのように売買できるわけです。

運用能力が同じなら、元本の大きいほうが資産の増大率は上がりますので、効率よく資産を増やすためにはこれ以上の武器はありません。

300万円の運用で利益10%を出すことができたなら30万円の利益になります。これを元本あたりに直すと、100万円で30万円の利益となりますから、利益率は30%ですね!

このようにレバレッジをかけた分、本来の利益率(10%)の3倍(30%)も資産が増えることになります。まさに「界王拳3倍!」です。

これがFXだとレバレッジはなんと驚愕の25倍ですから、10%利益なら250%となり、資産は3.5倍になります。

具体的に計算するとドル円が100円のとき、これを1万通貨購入する際の証拠金は4万円となりますから、4万円で1万通貨が購入できてしまいます。

購入後(買いの場合)、円安になってドル円が101円(1%上昇)になったとすると、1円×1万通貨で10,000円の利益になります。4万円で1万円の利益ですから、利益率は25%ですね。

ドル円がさらに円安になって110円(10%)になったとすると、10万円の利益となりますから、4万円の資産が14万円となり、3.5倍に増えることになりますね。

このように少ない資金で大きな利益を狙えるのが「レバレッジの魅力」です。

じゃあリスクはどうなの?

いいことばかり書きましたが、レバレッジをかけることはお勧めしません、と言っているので、当然リターンをはるかに上回るリスクがあるわけです。

「レバレッジ3倍」「レバレッジ25倍」は「リターン3倍」「リターン25倍」ですが、リスクの方も「リスク3倍」「リスク25倍」でしょうか。

「利益率」自体はリターンと損失の倍率は同じですが、「リスク」という観点からは、同じとは言えません。特にレバレッジが大きくなると、体感的にリスクは指数関数的に増大します

例として、ドル円が100円の時に1万通貨購入し(証拠金4万円とします)、円高になっていった時の含み損は下記のようになります。

資産
USD/JPYレバレッジなし(証拠金100万円)レバレッジ25倍(証拠金4万円)
1001,000,00040,000
99990,00030,000
98980,00020,000
97970,00010,000
96960,0000
95950,000-10,000
94940,000-20,000
93930,000-30,000
92920,000-40,000
91910,000-50,000
90900,000-60,000

レバレッジなしの場合、10円円高になっても資産の90%が残っていますが、レバレッジ25倍の場合、4円の円高で資産すべてが吹っ飛びます。

10円の円高だとなんと資産はマイナス6万円となり、借金となりますので、これを解消するために追証を食らうことになります。

実際には、証拠金維持率が下がった段階で強制決済される場合がほとんとですが(証券会社による)、FXは土日は休場していますので、土日に何らかの地政学的リスクが発生したりした場合、月曜の寄り付き時点でとんでもないマイナス状態でスタートする場合もあります

実際に2021年もトルコショックがあり、トルコリラが週末に暴落して週明けに阿鼻叫喚状態となり、追証が大量発生しました。これが未回収になったら証券会社も大きなダメージを受けます。

私も2016年にトルコリラを購入しており、週末にあったクーデター(未遂)で大損失を食らって退場となりました。

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この日のことは今でも忘れられません。土日は何もすることができず、布団にもぐって不安に押しつぶされそうになっていました。

このようなことはしょっちゅう起こるわけではありませんが、株でも年に1回くらいは暴落局面がありますし、FXだと毎年どこかの通貨が暴落する事象が発生しています。

「めったに起こらないけど起こったら致命傷」かつ、「年に1回くらいは起こりえる」ようなことを、継続して行うと、「いつか必ず退場する」ことになります

レバレッジをかけた取引をしたいならデイトレード一択ですが、専業投資家ならいざしらず、本業のあるサラリーマンには無理です。

また、デイトレードで資産を継続的に増やせるのは一部の天才であることを考えると、そもそも大部分の方にとって「レバレッジをかけた取引」は資産運用の選択肢に入れないほうがよいでしょう。

まとめ

レバレッジは資産を効率的に増やす手段として有用ですが、リスクを取りすぎると一発退場になりかねませんので、堅実なライフプランを立てる場合には選択肢から外したほうが無難です。

確かに一発あてた時の利益はすごいですが、そうなったら必ずもう一回トライしたくなります。私もFXで30万円ほど買ったときにアドレナリンが出まくってのめり込み、上述のトルコリラで退場しました。

ほかにも過去にオプションで200万円勝ち、俺は天才!と思ってトライしつづけたところ、大失敗してマイナス200万円となったこともあります。

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レバレッジをかけて勝ったときの全能感はヤバいですが、やめときましょう!

レバレッジをかけなくても、そもそも超絶ハイリスクな運用商品もあります。日経225オプションなどがこれにあたります。

「サラリーマンは積み立て投資が最良の選択」であると、今は確信を持って言えます。

毎月コツコツと積み立て、普段は本業を頑張って生活費と投資元本を稼ぐ。まずは人的資本の価値を高めつつ、しっかりと運用していきましょう!

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