先物・オプション

初心者でもわかる日経225オプション解説・第4回:証拠金

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NikolayFrolochkin / Pixabay

オプションの証拠金について簡単にまとめます。「買い」の場合は証拠金は必要なく、プレミアム×1000円が入金されていれば買建てることができます。一方、「売り」の場合はリスクをもとに証拠金が算出され、基本的に権利行使価額がATMに近ければ近いほどリスクが大きくなりますので証拠金は高く、ATMから離れれば離れるほどリスクは下がるため証拠金は安くなります。

以下に、SBI証券の2017年4月限のオプションについて、3月末時点でのプレミアムと売り建てる場合の証拠金を示します。

ATMが18875の時の表となります。プレミアムと証拠金は比例関係にあるのが分かりますね。それにしてもオプションの証拠金はかなり高いと感じられます。

ATMの権利行使価額を売るとコールとプットどちらも50万円以上の証拠金が必要となります(ATMのコールとプットを売る戦略は、ショートストラドルというポジションで、ショートストラングルののATM版です。暴落、暴騰すると即死しますので止めておきましょう)。

仮に以下のショートストラングルポジションを建てたとします。

  • コール20000:17円1枚(証拠金408,790円)
  • プット17000:16円1枚(証拠金119,390円)

満期日にどちらもイン・ザ・マネーになっていなければ(17 + 16)×1000 = 33,000円の利益となりますが、必要証拠金は528,180円となります。

100万円の入金で月利3.3%となりますのでかなり美味しいですね(ただし、何度も言いますがハイリスクです)。

100万円でポジション1つだけですので、前回も言いましたがいくつかポジションを保有するとなるとやはり最低200万円は必要になってきますね。

オプションの証拠金はこのように非常に高いですが、一般に買ポジションを混ぜるとリスクが緩和されて証拠金が安くなります

例えばスプレッドを組んでやれば、買いがあるためリスクが少し下がりますので、売りだけの時よりも安い証拠金で組むことができます。

買いを混ぜた場合の正確な証拠金はSPANシミュレーターで計算できますので、各証券会社のサイトにてご確認下さい。

経験上、200万円の入金で、維持率を50%程度に抑えたい場合、ショートストラングル1つ(コールとプット1枚ずつ)とプットスプレッド1つ(買い1枚、売り3枚)くらいは組めます(コールスプレッドは証拠金が高いのでおそらく無理です)。

証拠金は相場が大きく変動したりIVが上昇すると大きく変化しますので、日々の値洗いで算出される新しい証拠金とにらめっこしながら売買することになります。くれぐれも証拠金ギリギリでポジションを建てるなど絶対にやらないように注意しましょう。

その他の225オプション解説は以下の通りです。用語から知りたい方は第1回からどうぞ。

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