積立資産運用の方法は多種多様ですが、その中でも「ロボットが運用する」というひと際異彩を放つ運用手法があります。その一つが「ロボアドバイザーWealthNavi」です。

株、FX、CFD、225先物、オプション、仮想通貨など数多くの投資商品がある中で、これらの運用を自身の裁量で行う個人投資家のうち、9割は退場しているといわれています。

つまり、ほとんどの個人投資家は負けて市場から去っていくことになるのです。私も225オプションやFX裁量トレードの市場から退場しています(泣)。

ここまで退場する確率が大きいと、極論「自分で考えたら負けるんじゃね?」と考えてしまいますね・・・。

勝ち続けている一握りのスーパートレーダーたちがいる中で、なかなか認めたくはありませんが、結果がこれをほぼ真実だと言っています。

ロボアドバイザーは、自分で考える必要は全くありません。最初にリスク許容度のみを選択する必要がありますが、それ以後は積立金額を設定するだけであとは完全自動です。

ロボアドバイザーシステムでの運用商品としては、楽ラップ、THEO、WealthNaviなどいくつかありますが、今回は大手金融機関系のベンチャーキャピタルも出資していて安定感のあるWealthNaviについて紹介したいと思います。

私も昨年から開始したばかりで、まだ運用結果と呼べるほどの期間は運用しておりませんが、とにかく楽です。一般NISAでの積立よりストレスフリーですね。

自分で考えたらアカンから、一回ロボットにまかせてみよか・・・というノリでいける方、やってみましょう(笑)。

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WealthNaviの特徴

WealthNaviは、世界の富裕層や機関投資家が行っている長期国際分散投資の手法を、コストを下げて一般個人投資家でも運用しやすいように設計されたものです。

通常の資産運用の場合、資産配分、投資商品の選定、入金、購入、決済と再投資、リバランスなどを個人が行うのに対し、WealthNaviはこれらすべてを自動化しています。

個人のリスク許容度に応じて最適ポートフォリオを提案し、自動運用してくれます。一度設定してしまえばあとは何もすることがありません。めっちゃ楽です。

サラリーマンにはこれ以上ないといっていいほどのメリットがあります。完全自動運用によって本業に集中できますね。

リスク許容度の設定

WealthNaviではまず、リスクの許容度を5段階から設定します。それによってポートフォリオが変わります。

このリスク許容度は以下の6つの質問に答えることで決まります。

  • 年齢
  • 年収
  • 現在の金融資産
  • 毎月の積立額
  • 資産運用の目的
  • 株価が1ヶ月で20%下落した場合の対処法

それぞれの設問で4~6つ程度の選択肢があり、それらを総合的に判断(もちろん一定の基準で評価)して、リスク許容度が決定されます。

例えば30代、年収400万、金融資産500万円以下(初期投資額)、積立額月1万円、長期的な運用目的、株価が1ヶ月で20%下落した場合は一部売却する、などで選択していくと、以下のような診断結果が示されます。

リスク許容度は5段階中で3、投資元本100万円で月1万円を30年間積み立てた場合、70%の確率で779万円以上になるとの見通しが出ました。

30年後の元本総額は460万円ですので、運用効率はなんと70%にもなります!これは素晴らしいですね(あくまで予測です)。

リスク許容度3は真ん中あたりで、リスク許容度が最高の5に比べて債券などの安定資産への投資配分が大きくなります。

最後の設問で、「追加投資する」を選択すると許容度が上がるようです。よりアグレッシブに運用したければこちらを選びましょう。ちなみに私のリスク許容度は「5」です(ガンガン行こうぜ!です)。

また、30%と確率は下がりますが、1,300万円以上になる可能性もあるようですね。夢があります(笑)。

下記リンクから、リスク許容度を無料診断することができます。

→ WealthNaviリスク許容度無料診断

実際の許容度の確定は、口座開設して最初にログインしてからとなります。

投資対象銘柄と運用方法

米国に上場されている全てのETF(上場投資信託)銘柄の中から、以下の資産クラスを対象に運用します。
 
資産クラス対象特徴
株式米国株経済成長によるリターン、インフレ対応
日欧株経済成長によるリターン、インフレ対応
新興国株高い経済成長によるリターン、インフレ対応
債権米国債券安定的な資産価値、株式との分散効果
物価連動債安定的な資産価値、株式との分散効果、インフレ対応
オルタナティブ株式との分散効果、インフレ対応
不動産株式との分散効果、インフレ対応

これらの厳選された6~7銘柄の海外ETFからなるポートフォリオにより、実質的に約50か国、11,000社以上に国際分散投資を行うことで、世界経済の成長率を上回るリターンを目指します。

運用方法としては、1990年にノーベル賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏の「ポートフォリオ理論」などに基づいた平均分散法を用いて、米ドルをベースとして資産配分を決定します。

具体的にはリスク、各資産クラスの相関性、期待リターン率の3つを考慮し、最初に設定したリスク許容度に応じた運用を行います。

2018年1月での各資産クラスの期待リターンは以下の通りです(ETFの経費率控除後)。

資産クラス期待リターン(%)
米国株6.7
日欧株7.8
新興国株8.5
米国債券2.5
物価連動債2.7
3.8
不動産6.7

これらの3つのパラメーターとリスク許容度(資産配分)を照らし合わせて、最終的なポートフォリオが決定します。

例えばリスク許容度が1の場合、全体リスクは約5%、期待リターンは約3%となります(損する確率が高い、というわけではありません。念のため)。

リスク許容度が5だと、全体リスクは約12%、期待リターンは約6%となります。要するにリスクをとれば期待リターンも大きくなるということですね。

リスク許容度が高ければ株式配分率が大きめとなり、リスク許容度が低ければ債権や金などの安定資産比率が大きくなります

これらのプロセスによって、これまで世界の富裕層や機関投資家など、資産のある一部の人間だけが享受してきた高度な金融アルゴリズムによる資産運用を、我々サラリーマンも実行できるようになります。

つまり、お金持ちと同じ運用手法が可能になります。これはいいですね~(どのようにいいのかは、これから実感できるのでしょう・・・笑)。

WealthNabiではこれらの運用を「自動積立」で行ってくれます。時間分散によるドルコスト平均により、リスクを少なくして長期のリターンを目指すわけですね。

本業のあるサラリーマンにとっては、この「積立投資」、「自動運用」は計り知れないメリットがあります。ほったらかしでストレスフリーです。

積立投資のメリット・デメリットは以下にまとめています。

セキュリティ

WealthNaviでは、すべての通信に256bit SSL通信方式が採用されています。顧客の個人情報、口座情報、入出金などは暗号化された状態で保存されています。

また、WealthNaviはSMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタル株式会社、DBJキャピタル株式会社等から出資を受け運営されています。大企業の資本が入っていると安心ですね。

寄らば大樹の陰!ってやつです(笑)

運用中の全資産は、WealthNaviの資産とは分けて分別管理されるため、WealthNaviが破綻しても保護されます。

ETFは世界最大規模の証券保管機関(DTC)に保管・管理され、現金部分は三井住友銀行およびみずほ信託銀行に信託・分別管理されています。このあたりは安心ですね。

また、事故などの最悪の場合でも投資者保護基金により、一人あたり1,000万円までの資産が保護されます。

この部分だけは、富裕層には不利かも(笑)。

特定口座に対応

WealthNaviで運用した際、資産の売却による利と、ETFの分配金に対して課税されます。

ただしWealthNaviは特定口座に対応していますので、原則的に確定申告は必要ありません。WealthNaviが代行してくれます。

確定申告は資産運用していると避けては通れないところがありますが、特定口座であれば面倒な手続きは全く必要ありません。資産運用会社として素晴らしい対応ですね。

運用コスト

WealthNaviの運用コストは明快で、預かり資産の1%(年率)が手数料となります(税別)。各取引ごとの手数料は無料です。

また、預かり資産が3,000万円を超える部分に対しては0.5%(年率)の手数料となります(税別)。

この部分は、富裕層には優しいですな(笑)。もともとの運用方法が資産家向けだったからですかねぇ~。我々には無縁の領域です(苦笑)。

この年率1%は、通常の投資信託の信託報酬に比べると高めとなります。したがって自分の許容リスク、投資額と期間、手間がほぼゼロになるメリット等を総合的に判断して決めることになりますね。

初期投資額が100万円なら、その部分に対する手数料は年1万円です。5%のリターンが期待できれば許容範囲ではないでしょうか。

また、WealthNaviは資産運用会社からの手数料や広告料は受け取っておらず、独立性が保たれているとのことです。我々個人とインセンティブの方向性が同じなのはいいですね。

自動リバランス

それぞれのリスク許容度、投資時期、初期投資額、積立金額などが違えば、ある時点でのそれぞれのポートフォリオの資産状況は当然異なります。

最初に最適ポートフォリオを組んだとしても、例えば世界的にリスクオンとなれば株式が上昇し、その配分比率が大きくなりすぎる場合があります。

これはすなわち株式クラスのリスクが過剰に大きくなることを意味しますので、リスクとリターン比率を最適な状態に戻すためのいわゆる「リバランス」が必要になります。

WealthNaviでは、ロボットが毎日我々のポートフォリオをモニタリングし、必要であれば自動でこのリバランスを行ってくれます。

原則として、以下の条件が満たされればポートフォリオの配分比率を最適な状態に戻してくれます。

  • 6ヵ月間リバランスが行われていない場合
  • 資産クラスごとに実際のポートフォリオと最適ポートフォリオの配分比率を比較し、5%以上乖離している資産クラスがあった場合(資産評価額が50万円以上の場合のみ適用)

つまり相場変動が緩やかでも半年に一回は見直しをし、相場が大きく動きすぎて一部の配分比率が大きくなってリスクが上がった時にも自動で見直してくれるということです。

これはありがたい機能ですね。自分でリバランスするのはかなりめんどくさいですから。

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DeTAX(自動税金最適化)

DeTAX(デタックス)とは、要するに税金の繰り延べです。

配当金やリバランス時の売却により利益が出た場合、税負担によって運用資金が減少する場合があります。その額が一定額を超えた場合、含み損が出ている銘柄があればそれらを売却して損失を確定し、税負担を翌年以降に繰り延べます。

そうすることによってポートフォリオの構成を維持したまま、投資効率向上が期待できます(税負担の繰り延べを保証するものではありません)。

まぁ、ロボが必要と判断したら勝手になってくれますので気にしないでいきましょう。

口座開設と実際の運用まで

WealthNaviは、WealthNavi本体のほか、銀行や証券会社などの提携先から申し込む場合とがあります。

具体的には以下の5つです(2018年2月現在)。クリックすると各公式サイトに移動します。

運用を行うのはWealthNaviですので、入り口が違うだけでどこで運用しても結果は変わりませんが、微妙に条件が異なっていたりします。

まず最低投資金額ですが、WealthNavi(本体)のみ10万円からスタートでき、その他は30万円からのスタートとなります。

他のロボアドバイザー「THEO」が1万円からスタートできるのと比較するとちょっと高いですね。この辺りも資産家向けの名残というところでしょうか。

まぁ、WealthNavi本体なら10万円からできますので、ハードルはそこまで高くはありませんね。

ただ、各提携会社はキャンペーンで最低投資金額を期間限定で下げたりしていますので(だいたい10万スタートとなるキャンペーンです)、比較の上、どこで始めるのか決めましょう。

さて、口座開設ですが、基本的には以下の流れとなります。

  1. 運用プラン診断
  2. 口座開設Web申し込み
  3. 簡易書留を受け取って完了

最初の運用プラン診断は全くの参考です。実際のリスク許容度の確定は口座開設後となります。

口座開設には、メールアドレス、銀行口座、本人確認書類が必要になります。本人確認書類は「運転免許証+マイナンバー通知カード」か、「マイナンバーカード」のどちらかとなります。

住所変更している場合には、運転免許証の裏面も忘れずにアップしましょう。

WealthNavi本体の口座開設にはおよそ1週間ほどかかるようですが、上記の提携会社の場合、その提携会社に口座があれば最短2日で入金できるようになります。

私はWealthNavi for SBI証券で、自分のログインしたサイトから申し込んだところ、次の日にメールで口座開設完了の通知が届いて入金できました。めっちゃ早かったです。

無事に口座が開設できたら、リスク許容度を決定して入金(クイック入金か銀行振り込み)し、毎月積立額を設定します。

入金されたら翌日にはニューヨーク証券取引所からETFが購入されています。あとは毎月積み立てるだけ。やることはもうありません(引き落とし口座が残高不足にならないかどうかのチェックは必要です)。

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その他のサービス

おつり投資「マメタス」

マメタスは、住信SBIネット銀行の口座と連携するおつり資産運用アプリです。

WealthNavi社が提供していますが、「WealthNavi本体」と「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」の2つで口座開設した場合のみ使うことができます。アプリはAndroid、iOS両方で使えます。

なんで他の口座やとできないねん?と思いますが(私もできませんので)、随時検討中のようですので、今しばらく待ちましょう。

コンセプトは、「日々のおつりを資産運用に回す」ということです。電子決済の際に発生する「端数」をWealthNavi口座に入金し、運用することができます。

具体的には、120種類のクレジットカードおよび3種類の電子マネー(nanaco・WAON・楽天Edy)で買い物をした際に、設定額と購入額の差額を計算して積み上げていきます(家計簿アプリと連動して計算します)。

そうして積みあがったおつりの合計が、月に1回引き落とされてWealthNavi口座に入金されるという仕組みです。

金額の設定は100円、500円、1,000円から選択できます。100円設定で120円のコーヒーを買ってもおつりはゼロですが、1,000円に設定していれば880円がおつりとして計算されます。

小銭貯金と同じシステムですが、小銭貯金は現金支払い時のみ貯まる方法なので、現金は小銭貯金、カード支払い分はマメタス、という使い方ができますね。

小銭貯金の実際はこちら。

このマメタスも、WealthNaviと同様の暗号通信、分別管理、信託保全、1,000万円までの保証がなされています。

デメリット

WealthNaviのデメリットは、手数料が投資信託の信託報酬などに比べて高い点です。一度設定すれば完全自動で運用してくれるというメリットとの比較になりますね。

この、「いったん運用開始すれば、やることは何もない」ことへのコストを1%だと考えれば、そこまで高くはないという印象です(個人的主観です)。

また、自分で投資対象を選んでスイッチングしたりということもできません。iDeCoならできますから、これはデメリットの一つです。

優秀なロボット(ノーベル賞アルゴリズム)にすべて預けるのだと考えれば気が楽になりますが(笑)。

できれば一般NISAや積立NISAに対応していれば最強だったのですが、残念ながらこれらの口座には対応しておりません。

細かいところを言えば、スマートフォンアプリを使えるのは、「WealthNavi本体」と「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」で口座開設した場合のみです。

私は「WealthNavi for SBI証券」なのでアプリは使えません・・・。SBI証券さん、頼んます!アプリ使いたいです!

まとめ

ロボアドバイザー「WealthNavi」は、完全ほったらかし投資ができるストレスフリーな資産運用方法です。

最初にリスク許容度を設定して入金すれば、あとは自動でETFの購入、積立、リバランス等を行ってくれるので、自分で何かする必要はありません。積立金の引き落とし口座の残高だけみておけばよいのです。

リスク許容度「3(真ん中あたり)」、初期投資額100万円で毎月1万円の積み立てを30年間続けた場合、元本総額460万円が30%の確率で1,300万円以上になるかもですよ!(注:70%の確率で780万円です)

株式、債券、オルタナティブのうちから、リスク許容度に沿った配分でETFを購入し、分配金も再投資してくれるので複利運用が可能です。

この「全自動」+「積立」+「複利運用」は、はっきりいって最強です。富裕層向けではなくてサラリーマン向けです(笑)。手数料と最低投資金額は若干しょっぱいですが・・・。

今まで「自分で考えて」投資で成功をおさめているのなら、ロボアドバイザーに任せる必要はないでしょう。

しかし、私を含め多くの人はトータルでマイナスになるのが相場の世界。ここはひとつ、ロボット君に任せてみるのもアリかもしれません。

私が運用を開始したのは2017年12月ですから、まだ結果と呼べるほどの期間はたっておりませんが、積立週末報告で随時更新していきたいと思います。

「完全ほったらかし」、いいですよ~。

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